*CD
OLIVEAとは
「LIVE(=生きもの達)」と、「LOVE(=愛)」が交わり合うことの連続。それが、「ALIVE(=生きている)」という実感である。 ちょっと哲学的すぎるでしょうか。わたしはこのような意味合いのもと、OLIVEA(オリーヴィア)という言葉を創り、今回の作品を命名しました。 ファーストアルバム「CRYSTAFIR(クリスタフィア)」で主に表現しようとしたものは、命の儚い煌めきや、見苦しい程に血みどろの輝き、そんな醜悪さの中に感じられるエネルギーや神秘や愛おしさでした。自分たちのファーストアルバムという意味も籠めたこの「産声」は、誕生を表現する8曲によって構成し、生まれ落ちた世界で初めて自力で呼吸することの苦悩に悶え、苦しみ、光を見いだす生命の姿、というものを主なコンセプトとしています。 生まれた命が呼吸の次にすること、それは生きるためのさまざまな「営み」と「成長」です。 CRYSTAFIRを自宅で制作し、2人で奔走して発売まで持ち込んだ日から、瞬く間に経過した3年という歳月の中には、様々な転機や新しい出会いがあり、またとない挑戦の舞台や、そこから望む新しい景色の数々がありました。 時に、涙ぐむほどの絶景に出会うこともできましたが、当然のごとくその眺めは毎回毎回、希望に満ちた美しいものばかりであるとも限りませんでした。これまでは知り得なかった失意や絶望、憤りや悲しみ、やりきれなさに遭遇し、向き合わねばならないことも時にはありました。しかし、それらに打ち拉がれながらも、こうして前へ前へと進み続けようとしてきたことにより、傷だらけの体にやさしく染みる愛に出会えたり、報いのようなものを強く実感できる場面に遭遇することができました。この3年、目指すべき場所を見失わずに、この足で進んで来た今であるからこそ、そう振り返ることができる。それだけは確かな真実なのだと感じています。 この作品は、現時点でのわたしたちが到達した最高峰であり、今のCojokが創り出せる限りを尽くした遜色なしの完璧なアルバムに仕上がりました。しかし同時に、次の遥かなる旅へ向けての出発地点でもあり、まだ見ぬ未来への挑戦と覚悟が詰まった作品でもあります。営みはまだまだ続いて行く。「生きている」という実感が、この体にありつづける限り。
*DSD
Credit

All songs written, arranged and produced by Cojok
All Lyrics by Kco

Cojok are
Kco : Voice, Acoustic guitar and chorus
Ase Satoshi : Electronics Programming,
Electronic guitar, and Acoustic guitar


Guest musicians
Ayako Miyamoto (blackstar) / Piano(#2), Chorus (#5)
C-SA- (kachoufugetsu)/ Drums(#6), Percussion (#4), Chorus (#5)
KINAKO / Chorus (#5)
Mana Shiraoka (Far Cloud)/ Bass (#1,6,7,8), Chorus (#5)
Satoshi Gohgi (blackstar) / Chorus (#5)
Riho Mihara (greentea/toristereo) / Chorus (#1,5)

Recorded and mixed by Yasutoshi Tanaka (at FLARE STUDIO)
Mastered by Masato Morisaki (at SAIDERA PARADISO)
A&R: Tsunenori Shimizu(MONOTONE LABEL)

Jacket cover image by HaateKaate